クレーム調査について
−異物・変色原因の調査−
この冊子は、工業技術センターが行った依頼試験や技術相談の中から、主な事例をまとめたものです。クレーム調査の参考としてご活用下さい。また、工業技術センターへの依頼試験や技術相談をより的確に進めるために検討をお願いします。 |
クレーム調査について
クレームや製品不良の原因は、原料・材料の受入から製造ライン、製品の出荷、実際の使用状況まで非常に広い範囲になります。また、その内容も異物の混入、変色や強度不足、材料間違いなど多岐にわたります。これらの幅広い内容を、工業技術センターの職員が短い相談時間の中で理解することはなかなか大変です。けれども、工業技術センターの職員の理解がなければ、的確なアドバイスを得ることはできませんし、必要のない依頼試験で経費や時間を無駄にすることにもなりかねません。 このため、クレーム原因調査の相談が効率的に行えるように、私たちは、「クレーム調査について」を作成しました。この冊子では、クレーム製品の製造工程の確認、使用状況の確認、クレーム製品の確認と試料の扱い、必要な試験の想定など相談に必要なポイントを提示して、企業の方がチェックできるようになっています。この結果をもとに相談すればよりよい結果が得られると思います。下図は、冊子を使用したときのクレーム原因調査の相談の簡単な流れを示しています。冊子でのチェックによって、クレームの状況の把握と工業技術センターへの技術相談・試験依頼の効率化、さらにこれらを整理したクレーム処理の報告書の作成が容易になります。 |
図 「クレーム調査について」を利用したクレーム調査の流れ
概要は以下の通りです
A.*****製品の製造工程を確認します*****
B.*****製品の使用状況を確認します*****
C.*****クレームが起きた製品を観察します*****
D.*****試験装置と試験で得られデータを想定します****
E.*****試料の扱いに注意します*****
F.*****報告書がイメージできますか *****
G.*****これまでのクレーム相談から*****
H.*****原因調査のチェックシート*****
I.*****事例の測定データから*****
J.*****試験等の依頼書について*****
K.*****元素周期表*****
この手引きを閲覧するにはAcrobat Readerが必要です。
ファイルは約3MBありますのでダウンロードに時間がかかる場合があります。
このページに関するご意見・お問い合わせは:mizuno@kobunsi.com までお寄せください。