高分子と環境 技術データ


富山県内での新聞記事から

富山県内におけるプラスチック再生利用と生分解性プラスチック利用に関する記事の見出しと概略を平成11年度分より記載します。

平成11年度

再生利用に関する新聞記事抄録(油化・固形化を含む)

高温で産廃溶融処理 10億かけ設備導入へ:日鉱三日市リサイクル
 シュレッダーダストや廃プラスチックを焼却し得たエネルギーを用いて、1300℃で固形物を溶融させ有価金属を回収するシステムを荏原製作所と共同で開発した。(5/11、北日本新聞)

テープ端材をパネル化 断熱、防音効果優れる:マクセル北陸精器
ビデオテープの製造過程発生する磁気テープの端材を粉砕、熱処理した後パネル化する。連続した中空構造を持つことから断熱、防音効果に優れるという。(5/21、北日本新聞)

ペットボトルで運動着 来春、全国販売へ:ゴールドウイン
 帝人と共同で、使用済みペットボトルから再生されるリサイクルポリエステルを使ったトレーニングウエアを開発。(6/15、北日本新聞)

塩ビリサイクル技術開発へ 県工業技術センター3年計画で:富山県工業技術センター
 工業技術院と共同で脱塩酸能力に優れた充填材の開発、生分解プラスチック製可塑剤の開発を行いリサイクル製品の試作にこぎ着ける。(6/7、富山新聞)

プラスチック廃材再利用 破片供給装置を開発:ダイヤモンドエンジニアリング
 プラスチックの破片を空気と混ぜ合わせ流体のようにすることにより溶鉱炉などに供給する装置を開発した。(7/27、北日本新聞)

再生材利用法開発へ リコーと共同で:タカギセイコー
 サンドイッチ成形技術を利用して複写機などの外装プラスチックをリサイクルする技術の開発にリコーと共同で取り組む。(7/17、北日本新聞)

リサイクル需要に照準 破砕、搬送機の開発加速
 北陸の機械メーカーの間で廃棄物のリサイクル需要を見込んだ開発が加速している。不二越、大同工業、森製作所、リッチェルなどで開発が進んでいる。(10/8、富山新聞)

FRP廃材から新素材 再利用へ研究進む:富山県FRP工業会
 FRP廃材とプラスチック廃材を合わせて粉砕後プレスで成形する。来春以降にリサイクル商品の市場投入を目指している。(10/22、北日本新聞)

リサイクルを推進:高岡市消費者グループ連絡会、黒部市村椿小学校PTA、タカギセイコー
 リサイクル推進協議会のリサイクル推進功労者表彰で県内から3団体が受賞した。(10/22、北日本新聞)

廃タイヤを破砕、分別 低コストで処理:森製作所
 引き裂きやせん断を利用して金属とその他の材料を剥離する装置で、廃プラスチックや廃タイヤを金属材料とプラスチックやゴムに破砕、分別できる。(11/6、北日本新聞)

再生樹脂でFD容器 環境問題対応を強化:キタノ製作
 食品容器の端材を専用ラインで細かく粉砕加熱した後ペレット状に加工する。その後、バージン材と混合してFDケースを成形する。(11/24、北日本新聞)

生分解性プラスチックに関する新聞記事抄録(コンポストを含む)

植物性原料で新容器 国内初の製造着手:石崎産業
中国の国営企業が持つ技術を導入し、植物性原料を使った包装材、容器を開発した。もみ殻や茶殻、さとうキビ等と天然素材の結合材をプレス成形する。(6/4、北日本新聞)

生分解プラで協力 利用促す利用研究:富山県など
 富山県などの研究機関が協力して、生分解性プラの利用促進の共同研究に取り組む。(8/5、日本経済新聞)

環境配慮の新樹脂前面に 土中、水中の微生物で分解可能:根上工業、チューエツ
 北陸のメーカーで生分解性プラスチックに関する事業が進んでいる。根上工業はインクを吸収固着する樹脂被膜の開発に乗り出し、チューエツはラミネート紙の商品開発を進めている。(8/12、富山新聞)

平成12年

再生利用に関する新聞記事抄録(油化・固形化を含む)

発泡スチロール 環境対応で減容機導入 建材にリサイクル:アルビス
アルビスは環境対応の一環として遠赤外線式の発泡スチロール減容機を導入した。回収した発泡スチロールトレーをペレット状にするもので、ペレットは業者によって土木建築資材に再商品化される。(4/6、北日本新聞)

ファスナーくず従業員の制服に:YKK黒部事業所
ファスナーの製造工程で出る糸くずなど廃棄樹脂チップを再利用した糸で全従業員用のユニホームを作製する。(4/12、富山新聞)

家電リサイクル 富山、高岡、福岡に回収拠点:県内自治体
 家電リサイクル法の実施にあわせ、県内では富山市2カ所、高岡市、福岡町に回収拠点を設置することとなった。(5/5、北日本新聞)

RDF燃焼で科技庁から委託 無公害システム完成:宮本工業所
 宮本工業所は、RDF無公害燃焼システムの実証プラントを完成された。独自の火格子を使用することにより燃焼効率を高くし有害物の発生を押さえた。(5/15、富山新聞)

古タイヤを炭化処理 加熱式の新装置開発:ウエーブ21
 灯油を燃料として炭化部内部のヒートパイプを加熱し切断したタイヤを炭化させる。冷却後炭化したタイヤからワイヤを除去して粉砕し繊維くずなどを混ぜて固める。脱臭性や油分の吸着性が高い。(6/29、北日本新聞)

環境関連事業を推進 リサイクルプラント大口引き合い増加:佐藤鉄工
 佐藤鉄工は、ドイツ ヘッケルト社製のリサイクルプラントの納入を推進する。家電リサイクル法の実施などから引き合いが増加している。(7/4、北日本新聞)

パネル事業を本格化 畳床材など生産3倍に:マクセル北陸精器
マクセル北陸精器は、ビデオテープの製造工程で発生する磁気テープの端材を利用した多目的パネル事業を本格化する。磁気テープの端材を熱処理して円筒形に加工バインダー成形してパネル化する。断熱・防音・通気効果などに優れる。(8/8、日刊工業新聞)

発泡スチロール減容器 改良機種を市場投入:立山マシン
 立山マシンは、昨年発売した発泡スチロール減容器の改良機種を市場投入する。作業性や処理能力が向上した。を目指す。(9/20、北日本新聞)
50台程度の販売
廃プラリサイクルに進出 流通資材に再生:富山環境整備
 富山環境整備は、熱可塑性の廃プラスチックを衝撃摩擦撹拌方式でゲル化しプレス成形で汎用ボックス農業資材などに再生する。木や繊維などの異種材料との混合も可能で性能試験を行っている。(9/25、日刊工業新聞)

貯蔵庫設け処理能力向上、発泡スチロール減容機:立山マシン
 容器包装リサイクル法が施行され、大型ショッピングセンターなどからの需要増に対応するため、立山マシンは発泡スチロール減容機を改良した。貯蔵庫や自動制御器を設け処理能力を20kg/hから30kg/h以上に向上させた。(10/3、富山新聞)

不適物の分離装置開発 8割をRDF化:南砺リサイクルセンター
 ゴミの固形燃料(RDF)システムを導入している南砺リサイクルセンターでは、これまで不燃物扱いされていた不適物からRDFに加工できるものを選別する装置を開発・導入した。これによって、これまでの不適物のを90%程度RDF化でき、埋め立て処分ゴミの軽減につながる。(10/6、富山新聞)

廃プラリサイクルに参入 パレットなどの再生:富山環境整備
 2000年四月からの容器包装リサイクル法にあわせ、廃プラをパレットや汎用ボックスにリサイクルするシステムを導入した。粉砕機で粉砕した廃プラは衝撃摩擦撹拌方式でゲル状にしたのちプレス機で成形する。年間2000ton処理する見込み。(10/14、富山新聞)

平成13年

再生利用に関する新聞記事抄録(油化・固形化を含む)
黒部での生産1.5倍に ポリプロピレン触媒、世界シェア2割 :東邦キャタリスト
  ポリプロピレン重合用触媒製造の東邦キャタリストは、ポリプロピレンの世界需要の伸びを見込み、黒部工場の触媒生産能力を 二年後までに一.五倍に拡大する。神奈川県茅ヶ崎市にある工場でも増産を図り、五年以内に世界シェア二〇パーセントを目指す。

廃プラを人工砕石化 県工技センターと技術開発 舗装などに活用:田中興産
 田中興産は、県工業技術センターと共同で、廃プラスチックと石炭灰を人工砕石化し、アスファルト材などにリサイクルする技術を開発した。今後ゼロエミッション化を目指す企業からの需要開拓を進める。(2月20日北日本新聞)

電線の絶縁体を再利用 プラスチック部品に 富山大、県工技センター共同:辻電設 
 電気設備工事の辻電設は、県工業技術センターや富山大などと共同で、電線の絶縁体に使われる架橋ポリエチレン被覆材をプラスチック部品などにリサイクルするシステムを実用化する。架橋ポリエチレンは、加熱して溶解再生することが難しく、ほぼ全量埋め立てられている。全国的に電線の地中化工事が進む中、大量に出る廃被覆材の再利用化は事業者の課題となっている。 (2月22日北日本新聞)

容器、包装小さく軽く 県内メーカー製品開発が活発に リサイクル法で需要増
 容器包装リサイクル法の完全施行などを背景に、県内の包装、容器関連メーカーで減容化や回収コストの低減を目指した製品開発が活発化している。企業の環境対策の重要性が増すと ともに、処理コストの増加が課題となっており、その解消への取り組みが、不況下で新たなビジネスチャンスとなっている。 (2月26日北日本新聞)

生分解性プラスチックに関する新聞記事抄録(コンポストを含む)
環境対応商品を拡充 素材に生分解性プラスチック 独自ロゴプリント:大樹 
 包装資材、文具製造の大樹は、廃棄物処理問題に配慮した環境対応型商品を拡充した。生分解性プラスチックを素材とした書類ホルダーを製品化したほか、コンポスト用のごみ袋など新アイテムも検討中だ。同社が採用した生分解性プラスチックは、トウモロコシから採れるポリ乳酸が原料で、廃棄しても土壌中で水と二酸化炭素に分解されるのが特徴。合成樹脂メーカーなどでつくる「生分解性プラスチック研究会」(東京)認証の「グリーンプラ」マークや、同社独自で作成したトウモロコシのロゴマークを製品にプリントし、差別化を図った。

エコ商品の柱 生分解性ウエア販売 トウモロコシ原料:トヤマゴールドウイン 
 
トヤマゴールドウイン(小矢部市清沢、大谷勝一社長)は、トウモロコシを原料とした生分解性繊維を使ったウェアを来春までに全国販売する。カネボウ合繊(大阪市)と共同で製品化し、昨秋のきらりんぴっく富山でスタッフウェアに採用された。着用感の評価も高く、今後エコロジー商品の柱に位置付けていく。カネボウ合繊が開発した繊維「ラクトロン」は、トウモロコシのでんぷんからできる乳酸が原料。石油などの化学原料は使わず、廃棄後、土中で微生物によって水と二酸化炭素に分解されるのが特徴だ。(7月06日北日本新聞)

平成14年

再生利用に関する新聞記事抄録(油化・固形化を含む)
廃プラ 舗装板に再利用 田中興産共同開発 量産体制へ:田中興産
 リサイクル業の田中興産は十六日までに、廃プラスチックと 石炭灰を道路工事の仮復旧の舗装板=写真=などに再利用する技術を富山県工業技術センターと共同開発し、商品化した。今月中に試験販売を始め、九月をめどに量産体制に入る。二十三日に高岡市の同センターで開く北陸経済連合会の北陸STCサロンで発表する。(5月17日富山新聞)

廃プラ・木材でパネル生産 東京のベンチャーと提携:成和興産
 成和興産は七月から、環境技術開発のベンチャー企業、アイン・エンジニアリング(東京)と販売製造でライセンス契約し、高岡市戸出池田の工場で廃木材と廃プラスチックを材料に押出成形した大型中空形状パネルを生産する。初年度は千二百〜千四百トンの生産を見込む。アイン・エンジニアリングはこれまで廃木材、プラスチックを利用した中空状の押出成形品を開発しているが、市場価値が高いパネルの量産は成和興産が初めて。(6月06日富山新聞)

廃プラスチックを再利用 透水性ブロック開発:田中興産
 田中興産は、県工業技術センターと共同で、廃プラスチックを原料とした透水性ブロックを開発した。歩道や駐車場の舗装のほか、屋上緑化システム、エクステリア関連用のリサイクル商品として、自治体や企業向けに提案していく。熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂などに火力発電所から出る石炭灰を加えた、自社開発の人工砕石「フラット」を使用し、三十センチ四方、厚さ十センチのブロック状に成形した。廃プラを原料とする透水ブロックは初めてで、特許申請中。現在、透水率などの最終試験を進めている。(7月02日北日本新聞)

売り上げ30億の産業創出 富山市エコタウン事業が起工 環日本海の拠点目指す
 資源の地域循環型社会構築を目指す富山市のエコタウン事業で、同市海岸通松浦町と岩瀬天池町にまたがる事業用地造成工事の起工式が十七日、現地で行われた。富山市の「エコタウン」事業が本格的に動き出した。十五年度から操業する第一期事業だけで、予想年間売り上げは計約三十億円、資源化に使われる廃棄物は約四万六千トンと、経済効果、環境保全効果は大きい。市はさらに、同事業で集積される人材、情報を有効利用し、国内や環日本海地域をにらんだ交流事業の展 開も目指している。 (7月18日北日本新聞)

新規に廃プラ再生事業 石崎産業 産廃処理能力増強:石崎産業
 
石崎産業は富山市米田町の環境事業本部の敷地を五割拡張し、産業廃棄物の処理能力を上げる。主力の環境事業で、新たに廃プラスチックの再資源化に取り組むことや、産業廃棄物処理量の増大に対応し、処理能力を現行より三割以上向上させる。投資総額は二〇〇四(平成十六)年度までの二期工事で、二十億円以上を見込む。 (10月10日富山新聞)

廃プラスチックで舗装材 田中興産 透水性、歩道などに
 土木工事やリサイクルの田中興産は、廃プラスチックと石炭灰による人工砕石を使った透水性舗装材と透水性ブ□ック=写真=を製品化した。富山市内の小学校の歩道舗装工事で採用されるのを皮きりに市場投入を本格化させ、環境問題に対応した土木製品として売り込む。透水性舗装材は、県工業技術センターと共同開発した廃プラスチックと石炭灰の人工砕石に、特殊セメント、顔料などを加えて固める。色は赤や黄色など五色あり、デザイン性を持たせた。(11月13日富山新聞)

プラスチックで新技術を 富山県内43社 事業協組を設立:プラスチック工業会
 
富山県内のプラスチック成形事業の企業四十三社が、富山県プラスチック事業協同組合を設立した。今後、共同で新技術確立や社員研修などを進める。同組合は昨年十一月に設立発起人会を開催し、今年一月に創立総会を開いた。県に認可申請中で、県プラスチック工業会副会長で斉藤製作所(大沢野町)社長の斉藤恵三氏が理事長を務める。 斉藤理事長は「環境やリサイクルなど潜在ニーズを実現するため、創造力の高い開発型経営を目指したい」としている。(2月07日富山新聞)

北陸STC 有望新技術4件提案 辻電設の廃電線リサイクルなど 事業化の課題探る
 新技術・新産業の創出を目指す北陸経済連合会の北陸スーパー・テクノ・コンソーシアム(北陸STC)事業の第八回情報交換会が二十日、金沢市の金沢都ホテルで開かれ、北陸三県から二百人が出席した。将来の事業化につながる有望な候補として、辻電設の「廃電線のリサイクル技術」など四件が提案、紹介された。 (2月21日北日本新聞)

塩ビ樹脂再利用で新技術 県工業技術センター 園芸用品などに応用:工業技術センター
 富山県工業技術センターは六日、高岡市二上の同センターで開かれた中小企業技術開発産学官連携促進事業成果普及発表会で、廃棄塩化ビニール樹脂を再利用したリサイクル材の新たな開発技術について発表した。 (3月07日富山新聞)

生分解性プラスチックに関する新聞記事抄録(コンポストを含む)
生分解性フィルムで封筒 来月から製造販売 DMなどでの需要見込む:大樹
 包装資材メーカーの大樹(大門町)は十月から、環境に配慮し土に埋めると自然に分解される生分解性フィルムを用いた封筒=写真=の製造、販売を開始する。トタニ技研工業(京都市)との共同開発で、薄く加工した場合に接着部の強度が弱まる生分解性フィルムの欠点を克服し、製品化に成功した。生分解性フィルムはトウモロコシから採取される乳酸を材料とする。大樹では既に生分解性フィルムを使用したファイルなどを製造しているが、薄型対応を可能にしたことで、近年、ダイレクトメール(DM)などで需要が増えている封筒を製品化した。会社名などを入れるインクも生分解性のものを使用する。(9月19日富山新聞)

生分解の面ファスナー 世界初 YKKとユニチカ開発:YKK
YKKとユニチカグループは四日、使用後に自然環境の中で消滅する完全生分解性の面ファスナーを世界で初めて開発したと発表した。YKK黒部事業所で生産し、来年一月から、それぞれ独自の商標で発売する。トウモロコシから抽出したポリ乳酸を主成分とし、使用後に生ごみを発酵させて処理する機器に入れると、数週間以内にたい肥になる。土の中でも数年後に土に戻る。 面ファスナーは無数の突起がついた樹脂で密着させる仕組み。衣料やカバン、車のヘッドレストカバーなど産業資材分野で使われている。高度な製造、加工技術が必要なため、従来は石油系の合成繊維や樹脂を原料としていた。 ユニチカグループのポリ乳酸素材「テラマック」樹脂を使い、YKKがフック側、ユニチカファイバーがループ側を担当。フック側のモールド面ファスナー、ループ側のナッピングテープ、両材を張り合わせた結束用バンドの三種類を商品化した。 (12月05日富山新聞)

生分解性の商品強化 環境にやさしく 容器や塗料加工品:朝日印刷
 朝日印刷は廃棄後、地中などで微生物の働きにより炭酸ガスと水に分解する生分解性のフィルムラミネートケースや塗料加工品を開発した。主要取引先である医薬品や化粧品メーカーなどから受注が増えている環境にやさしい「エコ商品」=写真=に位置付け、提案営業を強化する。生分解性商品は石油系を使わず、植物性の原料を使う。開発した「エコカートン」は板紙に古紙を55%使用、インクは石油系溶剤を約三割減らしで大豆油に替え、生分解性プラスチックフィルムを使っている。コスト高が難点で、生分解性プラスチックの新包装材料の開発にも乗り出している。(2月11日富山新聞)

平成15年

再生利用に関する新聞記事抄録(油化・固形化を含む)
産廃処理事業の中核施設 米田工場が本格稼動:石崎産業
 石崎産業が富山市米田町で建設を進めてきた、産業廃棄物処理事業の中核施設「米田工場」が完成し、四月から、本格稼働に入った。月に一万二千〜一万三千トンの産廃を処理、リサイクルする。米田工場は産廃の総合受け入れ施設、廃棄プラスチック類を燃料などに再生するリサイクル棟、酸やアルカリなど液体廃棄物の混合調整設備、事務所棟で構成し、総投資額は約十一億円。(4月17日北日本新聞)

富山市のエコタウン事業スタート ネットワーク効率アップ 「廃棄物ゼロ」達成へ 開業4社が有機結合
 富山市のエコタウン事業は、それぞれの会社で再生した製品や、派生する部材を互いに供給し合うネットワークが当初から、構築されている点が最大の特徴。この有機的な結合が、リサイクル会社共通の経営課題である製品の販路開拓を相互に補完することになるものと期待されている。(4月01日北日本新聞)

リサイクルごみ袋を開発 吉沢工業と共同 廃プラスチック配合:プリテック
 プリテックは、製袋を主力とする吉沢工業と共同で、回収した廃プラスチック(ポリエチレン)を配合したリサイクルごみ袋「エコポリくん」(縦八十センチ、横六十五センチを開発した。十二月中旬から発売する。(11月28日北日本新聞)


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